2007年7月10日火曜日

マニュアルのサービスの中で・・・

不自由な今しか感じられないことが
沢山あることは、これまでいくつも例示して、残してきた。

今日は、某国内系チェーンのコーヒーショップに
行った時に感じたことを残しておく。

チェーンストアには、サービスの品質を
均一化させる為に「マニュアル」なるものが存在する。

人間の持つ能力が千差万別という前提条件の元、
接客などのサービスを円滑に進めるために
マニュアルが存在するのだろう。

だから、そのようなマニュアルが存在する
チェーン店等は全国津々浦々、何処に行っても
同じサービスを享受出来るが、
一方で一種の味気なさを感じてしまうのも事実だ。



某国内系チェーンのコーヒーショップも例外ではなく、
店に入れば、
「いらっしゃいませ~っ」

コーヒーを注文すると。
「ミルクと砂糖はお付けしますか?」

支払い時には、
「現金ですか、小切手ですか?」

これは、聞かれない。
ちょっと悪乗りした。

会計が終わった後は、
「ありがとうございました!」

以上が、所謂、マニュアルのサービスだろう。

さて、ここからマニュアルサービスの中にも
個人の能力、気持ち次第で、客が受ける印象が
かなり変わってくるものだと感じた。

接客してくれた店員さんが、
「大丈夫ですか?」

松葉杖を使用している僕を察してくれて
このような言葉を掛けてくれた。
何でも無い一言だ。が、この言葉で僕の印象が
180度転換したのは事実だ。

これまで、このチェーン店に何度も出入りしていたが、
このような言葉を掛けられたことがない。

接客を担当した、店員さんの心からの言葉だったと思う。

何だか、青臭いコメントを残してしまっているが、
「マニュアルサービス」って日本に必要なのか?
と言うのが今回残しておきたいメッセージだ。

元々、欧米系のチェーンストアからの発想だと思うが、
日本の文化、慣習、伝統には、もしかしたらフィットしないのでは・・・・

非常に高い民度を持つ、日本。
貧富の差も少なく、犯罪率も低い、日本。
識字率や、就学率も非常に高い、日本。

勤勉な日本人に、マニュアルサービスは
「自分で考える」ということを
停止させているのではないのかと疑問に思った。

え”?
僕”?

「マニュアル」とかあると楽だ。
それに沿って、仕事とかしちゃうタイプでもある。
今日は自分に対してのメッセージだな。
SEE