2007年7月24日火曜日

リハビリの途中で・・・

1日に許された時間は1時間。

テレビを見る時間?
⇒子供じゃない。

ゲームをする時間?
⇒子供じゃない。

食事の時間?
⇒そんなに掛からない。

じゃあ自由時間?
⇒塀の中でもない。
 自由時間は豊富に存在する。
 持て余している位だ。

じゃあ何???
⇒歩行時間♪♪

なーんだっ。。。
へぇ~っ。。。
ふうっ。。

頼むからネガティヴな表現はやめて欲しい。

僕にとって緊張する時間でもあり、
楽しみな時間でもある。



小刻みなステップ、
軽快なダッシュは未だに難しいが、
右、左の基本リズムは習得しつつある。

勿論、若干ぎこちない部分は否めないが・・・

両手が自由に使える状態は
非常に気持ちがいい!!!

とは言っても、自宅の周辺を散歩する程度で、
所謂、盛り場的な場所をパトロールするだけの
気力、体力、時の運は備えていない。

しかし、1日でその時間が終わって、
元の生活に戻った瞬間は非常に寂しいものである。

2足歩行で近くのコンビニエンスストアに
出かけようとしたら、近所に住む姉に遭遇した。

開口一番、
「あれ、棒は?」

僕は血の繋がった姉妹が突然、
何を言葉にしたのか理解するのに苦しんだ。

僕は、指揮者でも、警官でも、孫悟空でもない!
棒を持つ職業に携わったことはない!!

僕がこの3ヶ月間、
常時携帯しているものと言えば、
「勇気」と「松葉杖」ぐらいである。

彼女の口から発せられた「棒」に
比較的近い形状のものと言えば、
「松葉杖」であるから、理解するのに
時間を要したが、最終的に理解は出来た。

でも、「棒」って。。

気になる彼女の職業であるが、
「医者」である。
彼女の名誉の為に言っておくが、
整形外科医ではない。

でも、「棒」って。。。

「じゃあ、来週から車椅子じゃなくて
棒ついて歩いていいですよ!!」

担当医からこんなコメントを貰ったら
絶対に彼/彼女のことを信用したくない。

今後の日本の医学界の発展すら疑う。
しかし、「棒」って。。。。
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