いよいよ、手術当日。
何がって食事が出来ないのが辛い。
そして、水分補給も12時までで終わり。
前日には余裕だったものの、何だかソワソワしてきたのも事実。
でも、1つ言えるのはこの手術が終われば
明るい未来が待っているということ。
随分とまぁ、デカイ表現であるが、
怪我によって多くのことを学んだ期間であったが、
同時にこの怪我によって失ったモノがあるのも事実。
だから、僕にとって怪我が回復するというのは
次のステップに移るために大きな意味がある。
この病院で手術室に入るのはこれで3回目。
1回目はドキドキもしたし、患部はズキズキだった。
今回は手術室まで歩いて行って、自分の力で手術台の上に上る。
しかし、こんなに簡単に文章にしているが、
4月や6月に手術を受けたときはこんな気持ちでも無かったし、
こんな健常でも無かったのも事実である。
気持ちの面では今となっては、
4月の入院生活を何で写真に
収めておかなかったのか疑問であるが、
あの時は、落ち込んでいたし、
自分の歩けない、情けない姿を写真に残すのは本当に嫌だった。。。
そんなことを考えながら手術後の僕はベットの上で、
手術室から病室に戻る暫くの間、
麻酔で朦朧とする中、ベットで運ばれる廊下の天井を
ボーっと眺めながらがら、そんなことを考えていた。
手術後のこの後の1日が本当の正念場である。
何も食べれない、何も飲めない時間。
ベットのからひと時も離れられない時間。
そして、寝返りのない天井しか眺めれない時間。
喉がカラカラ。背中が痛い。そして麻酔が覚めて患部も痛くなる。
今でこそ、活字にしているが、
その時は、本当にしんどい時間を過ごしていた。
でも、やっぱり担当の先生の言葉通り、
4月の時とは比べ物にならない位だった。
術後、あまりの痛さに壁を叩いて対処すると言う
かなり原始的な対応方法で凌いでいたが、
今回は叩くまでにも至らず、事なきを得た。
しかし、それもそのはず。。。
これから日曜大工を始めるのではない。
これらが僕の足首に納まっていた。
今回の手術で撤去したのが上の写真だ。
6月に長いスクリューを2本抜いたので
正確にはこれにもう2本加わったものが
4月の手術の際に僕の足に入れられた。
痛いのも当たり前だよな。。
まぁ、何れにせよ、しんどいながらも、
天井を眺めながら4月に感じたことを
ちょっと懐かしいと思いながら、夜が明けるのを待っていた。
しかし、なげーよ。
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