2008年4月7日月曜日

今日は特別な日

4月7日は僕にとって非常に重要な日である。

昨年の今日、そして今頃は、ベットの上で
激痛に耐えながら弟が買ってきてくれた牛丼を食べていた。
あの味を忘れたくないから、あれから牛丼を食べていない。

何だか良い話なんだか、そうでないんだか分からない。
何れによ、まさに2007年4月7日から僕の旅が始まった。
自分の人生にとって色々なことが変わった1年だった。



70数年前の大雪が降る日。
北陸の田舎から上京してきた若者が家具屋を開店させた。
開店から1週間、その店には売上が立たなかったという。

その若者とは僕の祖父である。
残念ながら、僕が産まれる前に他界してしまったが、
創業した店は今でも株式会社と形を変えて残っている。

創業当時、店の先行きを不安に感じた祖母が声を掛けると、

「客はいた、でも買ってくれる客がいなかった。」

と答えた。その前向きな性格は僕にどっぷりと遺伝している。
そんな言葉を胸に1年という時間を過ごして来た。

「怪我ではない。考える時間を貰った。」

僕にとって今までに経験したことの無い
本当に充実した1年を過ごすことが出来た。

本当に神様の悪戯か、何かのメッセージか、
「海外」というキーワードよりも
「祖父に対する憧れ」というキーワードが
勝ってしまったのかも知れない。

会社の大きさは関係ない。
僕の名前が入った祖父が
創業した会社の名刺を眺めながら、
そこに祖父はいないけれど、
何だか自分に語りかけてくれる気がして嬉しい。

この会社で祖父が考えたことを感じて生きたい。
また挫けることなく、自分再生の旅を続けられそうだ。
S

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