「浮かんでは、消えていくっ・・・♪♪」
そうだ。
僕はこの何日間か、未来の自分に
対するメッセージを残す作業を怠っていた。
しかしながら、僕がこの数日間で、
見て、感じて、考えたことは数限りない。
ので、1つづつ丁寧に残そうと思うのだが、
冒頭の言葉通り、ラブストーリーではないが、
何から伝えて良いか分からない。。。
前回のメッセージで「高校野球」を
テーマに熱い想いを残したので、
今回も「高校野球」をテーマにしたい。
何を隠そう、この数日間は
高校野球観戦に全てを捧げていた。
「野球は筋書きのないドラマだ」
「高校野球には数々のドラマがある」
中学校の時の英語の授業の
関係代名詞の文を作れという設問ではないが、
上記2つの文を1つにすると、
高校野球は筋書きの無いドラマが数々ある。
スポーツ観戦は大好きであるが、
臨場感のあるスタジアムでの観戦が1番だ。
スポーツ全般が大好きであるが、
やはり自分がしていた、野球が1番だ。
野球が大好きではあるが、
筋書きのないドラマが数々ある高校野球1番だ。
要約すると、僕は人生で1番幸せな時間を過ごしていた。
合計で母校の試合を3試合スタジアムで観戦した。
結果的には準決勝で甲子園への道は
残念ながら絶たれてしまったが、
僕が熱い青春の日々を
思い出すには充分な時間であった。
雲ひとつ無い真っ青な空に
容赦なく照りつける太陽、
球場、観客の熱気が伝染する空気。
そして、白球を追いかける高校球児。
僕は何十年も変わらない夏の風物詩に包まれていた。
そして10数年前に経験した僕の「夏」を思い出していた。
母校が敗戦したのは本当に残念で仕方が無い。
しかし、僕自身の経験であるが、
勝つことの素晴らしさを学んだのも野球からであったが、
負けることの大切さを学んだのも野球であった。
肩を震わせながら涙を流す後輩達の姿が印象的だった。
僕が10数年前に感じた「夏」もそうであったが、
敗戦の瞬間に人生の目標が無くなったように思えた。
「この先、どうすりゃいいんだろう。。。」
それもそのはずだ。
高校3年間の全ての時間を
野球に注ぎ込み、純粋に情熱を燃やし続けた。
敗戦と共に高校時代の全てが消えてしまう。
と、錯覚に陥る。
本当に勝利で終えることが出来るのは
たったの1校だけ。
それがどれくらい難しいことか分かっているけれど、
全ての高校球児が勝つことを信じて止まない。
試合後にはいつの時代も繰り返される、
勝者と敗者の笑顔と涙のコントラスト。
この数日間で、10数年の月日を経て
三十路を迎えて、彼らの姿を見て分かった。
本当に素晴らしい経験をすることが出来たのだと。
こうやって大人になっていくんだろうなっ。
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