2008年3月11日火曜日

対応。

男三十歳。

今日は大変だった。

久しぶりに慌てふためいた。






朝起きたら、歯が痛い。
子供じゃないんだから。。。

確かに、ここ数ヶ月、
「甘い食べ物」に目覚めてしまったからか
突然、歯に激痛が走った。

正直、この年になっても歯科がもの凄く嫌いだ。
逆に歯科を好きな人を見たことが無い。

正直、10年位は行っていない。
逆にそれくらい歯は健康だったのだろう。

しかし、10年前と格段に変化したのが
巷に出回る情報量と自分の経験とネットワーク。
上記を駆使して自分にあった「歯科医選び」をしてみた。

痛みと戦いながらも、インターネット、友人、知人への聞き込みを通して
最良の選択を目指して、何軒かがリストアップされた。
もの凄く技術があり、設備も綺麗な最先端の歯科に辿り着いた。

電話した。

「歯が痛くて、電話したんですが・・・」
「あ~っ。予約して下さい。」
「で、可及的速やかに予約をしたいのですが・・・」
「あ~っ。明日以降しか対応出来ないので、ご都合よろしい日をお願いします。」
「どうしても歯が痛いのですが、今日は難しいですか?」
「あ~っ。無理ですね。」

「あ~っ」の部分は有り得ないぐらいのローテンションだ。
あ”ー、よーく、分かった。
技術は、設備は凄いかもしれないが、
僕はそんな気持ちの無いところで診察を受けたくも無い。
無理なら、無理で、それなりの対応があると思う。

久しぶりに憤りを感じてしまった。
僕も人間的にまだまだだ。。。

気を取り直して僕が電話したのは
10年前に最後に行った歯科医さん。
恐らくカルテなんて残っていない。
「10年ぐらい前に伺ったことがあって、歯が痛いんですが・・・」
「基本的には予約を頂くのですが、
歯が痛いということでしたら、分かりました、
少々お待ちして頂くかも知れませんが、お時間は大丈夫ですか?」

こんな大人の対応に、
「問題ありません!宜しくお願い致します!」
どんな技術が発達しても
絶対に最後は「人間」だ。

相手の立場に立って考えられる人間でいたい。
でも歯は痛い。
S

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